1日目のカレー

とあるウェブ編集者が、仕事からは一歩距離をとって「一筆書き」する場所。熟成前の「1日目のカレー」的な考えを書き溜めていきます。ビジネス・テクノロジー領域から思想・哲学領域まで、幅広く仕事しています。

人文学

笑ってしまうくらいの思想性が、未来への原動力となる(『WIRED』日本版VOL.31書評)

雑誌は、思想のシャワーみたいなもの。 特定の思想をバックボーンに、さまざまな論者が、多様な角度から世界を語る。 それは時に暴力性を孕むかもしれない。 だけど、そうやってスタンスを取ることで、はじめて世界が変わることもある。 ポリコレ棒を振りか…

人文書を読むためには、「筋力」が必要だ(千葉雅也『意味のない無意味』書評)

久しぶりに人文書を読む。 カチカチの理論書ではなく、エッセイ集ではありますが、人文書は人文書。 最近使っていなかった「筋力」が必要で、苦労しました。 ビジネス書は、基本的に誰にとってもわかりやすいように書かれています。具体性も豊富です。だから…