シングルタスクに徹することで、「無駄な時間」がなくなる
最近、プライベートの領域で色々と思い悩んでいたことがあり、仕事にあまり身が入らりませんでした。
もちろん解決のためのアクションを取るべく動いてはいましたが、それでも気が紛れるはずはなく。
遅々として進まない時間をなんとかして埋めようと、ブックカフェで手当たり次第に本を読むなど。
そこで、普段ほとんど手に取らないジャンルの本に目を通してみて、「マインドフルネス」に関心を持ちました。
残念ながら本の題名と著者は失念しまったのですが、そこに書かれていたのは、「現代人は常にマルチタスク状態で、脳が疲弊している。意識的に1日をシングルタスクで埋めることで、もっと気楽に生きられる」といった主旨の内容。
ここでいう「マルチタスク状態」とは、「食事中にスマホ」のような明らかなものだけでなく、不安事を抱えながら物事に取り組むことなども含まれます。
そして「マルチタスク状態」を脱して「シングルタスク」に専念するための手法が、「マインドフルネス」だということです。
マインドフルネスによってシングルタスクに徹することで、自分の中にある感情をしっかりと味わい、それにより乗り越えることができるそうです。
こうした「ありのままを感じ、それを認めてあげる」という思考法に、少しだけ救われた気がしました。
実は以前マインドフルネスに深く関わる対談記事を執筆したこともあります。
この対談の内容自体は非常に興味深く、とても学びが多かったのですが、身体ごと理解できていたかというと微妙でした。
しかし精神的に追い詰められた状態で、マインドフルネスに関する本を読んだ時、この記事の内容ごと腹落ちした気がしたのです。
もちろん、僕はマインドフルネスに関しては全くの門外漢なので、正確で詳しい定義については専門書などを参照して欲しいです。
とはいえ、僕が確かに救われた感覚を得られたのは確かです。
呼吸法や瞑想といった個別のテクニックはもちろん、マインドフルネスが持つ思想自体に関心を抱きました。
そして、シングルタスクを徹底すると、すべての営みや時間を味わえるようになり、「無駄な時間」がなくなるのではないかと思いました。
それはシンプルに素敵なことではないでしょうか。
とりあえず、些細なことから、意識的にマルチタスクを減らし、シングルタスクに取り組むようにしてみようと思います。
まずは、食事やランニングをしながら音声コンテンツを聴くのを控えるところから。