1日目のカレー

とあるウェブ編集者が、仕事からは一歩距離をとって「一筆書き」する場所。熟成前の「1日目のカレー」的な考えを書き溜めていきます。ビジネス・テクノロジー領域から思想・哲学領域まで、幅広く仕事しています。

スタートアップの魔力

スタートアップには魔力がある。

 

スタートアップで働く高揚感は、何者にも代えがたい。

 

起業したわけでもなく、ただシード期のスタートアップで働いた経験があるだけで、自らそこを辞めただけの自分ですら、たまに恋しくなる。

 

その感覚を思い出させてくれる作品を観ました。

Amazon Primeで配信中のコメディドラマ『シリコンバレー』です。

 

シリーズ5まであるこのドラマ、一気に完走してしまいまいました。

 

技術力は高いが未熟な若者たちが、たくさんの危機に遭遇しながらも、なんとか会社を成長させていく物語。

 

序盤は、スタートアップの基礎的な知識を、肌感覚をもって身につける意味でも良かったです。

 

後半になるにつれ、ややグダっていく気がしなくもなかったですが、最後まで楽しめました。

 

スタートアップがやりたい、そんな風に思わされてしまう作品でした。

次のシーズンも楽しみです。

 

ただ、ひとつ思うのは、このスタートアップの魔力ですら、賞味期限があるのではないかということ。

起業家としてある程度成功したのち、連続起業家やエンジェル投資家になった頃には、モチベーションも変わっているでしょう。

この高揚感は、ある種の麻薬に過ぎない。

 

高揚感がなくてもやりたいと思えるようなことを、見つける必要があるのではないでしょうか。